NPO法人水源地を守るネットワーク

HOME > 活動内容

活動内容

 水源地を守るネットワーク(FWF)では、以下の取り組みにより、豊かな日本の水資源・環境を守る活動を行っています。

河川の調査と報告

 各県の河川課や国の国土交通省、また地元の森林組合などから情報を頂きながら現地に入り調査しました。外国人による買い取りの実態、所有権、使用状況、自然環境実態を報告します。

水源地(山間部)での生活を親子で体験できるイベントを開催

 現在私達はたいへん便利な生活を送っています。しかしその便利な生活を送るなかで私達が忘れてしまったものも多くあるのではないでしょうか。例えば自然の美しさに対する感動や自然の恐ろしさ、またすぐに飲める水に対するありがたみ、食べ物を手に入れる面倒さなどです。
 スウェーデンでは小学校の授業のカリキュラムの中で電気のない生活体験を田舎でさせているとのテレビ番組を見たことがありますが、今の時代だからこそ必要な体験だと思っています。当NPO法人も山間部農家のお年寄りなどの協力をいただいて、親子で田舎生活体験をしたいと考えています。そして畑での野菜の収穫、調理をして食べたり、山林の観察散歩等を企画予定です。その時は案内致しますので多数の参加をお願いいたします。

 写真は、平成25年3月24日(日)にecoeco自然楽校(WACおばま)に参加させていただいた時のものです。

森を創るプロジェクト (植林事業)

 現在私達の生活の中では、森の必要性はほとんど感じることはありません。しかし生命を維持する空気、毎日の生活の中で使う水、食料の多くは森を通じて生産されたり浄化されています。例えば一見関係のないように思えますが海の魚さえ川の上流の森によってつくられた栄養により養われているものが多くあるといわれています。その大切な森を私達の手で創る、出来れば保水力のある広葉樹の森を創る。そして鳥や動物が集まりやすい実のなる木々を植える。また私達も食する事が出来る木々を植えることにより大切な自然、森、水、食料に対して見直ししてみたいと思います。
 私達の生活の中で絶対必要なものを再発見する中で、本当は必要でないものも発見してほしいと思っています。
もう一つの森を創ることの大切さは、多くの人たちによる共働すなわち皆で協力して働く事だと思います。私達社会は、小さい子供も 大人も高齢者もみんな一緒に生活するようにで出来ているわけですから、みんなで体を使い汗を流す中でお互いの立場を理解しあえると思います。そのために自然を守る、身を守る、お互いの人間関係を大切にすることを植林事業、森を創ることで多くの人たちに感じてもらいたいと思っています。

森の観察会

 森の中に入ると大きな爽やかさを感じるはずです。それは私達の生命が森の生命に共感しているところが多いからではないでしょうか。または森の生命が私達の生命に共感してくれるからではないでしょうか。その森を観察することは私達の生きることの観察であり生きることを知ることにつながることだと思います。
 しかし、森にはアブや蚊、蛇など不愉快な虫や鳥、動物も存在しています。これらを知る事は私たちの生命を知ることでもあります。
多くの人たちと自然豊かな森に入って観察会をやっていきたいと思います。皆さんその時は参加して下さい。

下記は、平成26年10月18日(土) 『森の生きもの きのこを学ぼう!食べよう!』 イベント時の写真です。

都市と農村、漁村また山村との交流事業

 私達の多様な生活環境を一方的に見たり評価するのではなく、それぞれの良さや問題点を知る中でお互いの情報、知恵を知る事ができます。そして協力できることを知る事は大切だと思います。
それも新聞、テレビの報道を通じて知るのではなく、自分の体験として、また、なまの人と人との交流として知り得たことは本人の大きな財産になるはずです。
 将来私達が生きていく中では、都会でなくては、田舎でなくては、または日本国だけでなくては、と考えるのではなく、人間としての多様な価値観、自由な考え方を持って生活していく時代に来ています。そしてそれらはリスク(危険)も伴いますが、充実した生活へと導いてくれる面も多いと思います。
 森の中に入ると大きな爽やかさを感じるはずです。それは私達の生命が森の生命に共感しているところが多いからではないでしょうか。または森の生命が私達の生命に共感してくれるからではないでしょうか。その森を観察することは私達の生きることの観察であり生きることを知ることにつながることだと思います。
 

水源地の購入、保全

 山間地へ入ると高齢化と過疎化が進んでおり、山や水源地の保全ができない所が多くあります。
それらの土地、山、森を外国人や企業が買い占めたりしています。一部高齢者からは早く売ってしまいたいと思っておられる人も多くあります。そうした水源地、山林、森、の状況下でそれらの保全をしていこうとした時に、我々NPO法人「水源地を守るネットワーク」で買い取りに動く必要性もあると考えています。
 水源地、山林、森はお金に変えられない価値があると思います。
 私達が全国で調査(しばらく時間はかかりますが)する中で、保全の必要性と売りたい方が多くおられる等の条件がある場合は、  我々NPO法人「水源地を守るネットワーク」で買い取ることを考えています。その時には、情報を公開して多くの方の寄付を募り、買い取りたいと思っております。
 その買い取った水源地、山林、森は基本的に当NPO法人「水源地を守るネットワーク」で保全していきますが、寄付を寄せて下さった人たちみんなの土地として、みんなで保全管理したいと思っています。
そしてその土地で、木のオーナー制度をつくり、果樹も含めて、将来ケヤキ等の建築資材になるような木々も植えて守っていきたいと考えています。